やる夫
メンデルに端を発した遺伝学(本シリーズDNA編参照)は、遺伝子の実体が存在する場所を染色体と呼ばれる細胞内構造体にまで絞り込んだ。一方、生化学者たちは、染色体が主にタンパク質と核酸の二種類の成分から構成されていることを示した。どちらの物質も生物…
「遺伝子」・「DNA」・「ゲノム」は、いずれも現在の生物学における超重要キーワードだ。これらのキーワードは互いに深く関係しあいながら、19世紀から21世紀の生物学史を彩ってきた。本シリーズでは、科学者たちの活躍を通して、これらキーワードの発見の経…
戦後、如一はマクロビオティックの世界進出を本格化する。 マクロビの世界展開 如一は自身が世界各地に赴いて積極的にマクロビの普及に努めた他、MI*1という塾を設立して弟子たちの育成し、海外に派遣した。弟子の中で特に有名なのは久司道夫 (くし みちお) …
第1回では、マクロビオティックの創始者 桜沢如一がその原形である食養と出会い、独自性をもった食事法・思想であるマクロビオティックが成立するまでを説明した。本エントリーでは、マクロビ自体からは少し離れて如一の破天荒な政治活動の来歴をご紹介する…
マクロビオティック (マクロビオティクス、略してマクロビとも) は一般的には健康的な食事法の一つとされ、最近では「ハリウッドでも人気」というような触れ込みで日本でも紹介されることも多い。しかし、その触れ込みと「マクロビ」という単語の横文字の響…
下心からホメオパシースクールに通いだしたやる夫だったが、洗脳により完全にホメオパシーの信奉者になってしまった。そんなやる夫はスクールで入れ知恵されたホメオパシー批判批判をやらない夫に披露する。 |┃ ガラッ. |┃ |┃ ノ// ./ ̄ ̄ ̄ \ 現代医学の犬の…
効果がないことが明らかなホメオパシーだったが、人間はそれを根絶するほど合理的ではなかった。ホメオパシーは欧米のみならず、日本にもじわじわと浸透しつつある。 ここからは現代、特に身近な日本での事例を交え、人がいかにしてホメオパシーを有効な治療…
原子・分子の概念が確立し普及する以前のハーネマンの時代はいざ知らず、20世紀においてはホメオパシーに効果がないことは科学的にはもはや自明のこととなっていた。 / ̄ ̄\ / _ノ \ ホメオパシーに効果なんてあるわけないだろ、 | ( ー)(ー) 20世紀…
ここではニセ科学、ニセ医療の一つであるホメオパシーがいかにして興り、20世紀初頭までにどのように批判されたかを概説する。 ____ / \ ドイツの医師のハーネマンだお。 / ─ ─ \ ハネ夫と呼んでくれお / (●) (●) \ みんなよろしくお。 | (__…